私が開院した理由

幼稚園の年少組、3歳のとき、園庭の
大きな滑り台から身体の大きな6歳の
男の子に押され、すべり台の一番上から落下しました。
頭部を含む全身を打撲、嘔吐があり1週間入院。

その時点では、目立った障害もありませんでしたが、
医師からは、「これから10年間に何らかの症状が
出るかもしれません。」と両親は宣告されたそうです。

幸い大事に至らず以降、元気に過ごしておりましたが、
怪我とは別に、幼児期~小学2年生まで喘息児
でもあった私は喘息を治すのに良いといわれて、
3歳~中学まで水泳を続けておりました。

小学校高学年頃からは、水泳選手(中体連
 県大会出場)として毎日3,000m以上泳ぎ、
それなりのハードトレーニングをしていました。

中学1年生の夏に、精神的・体力的に
オーバーストレスとなり過呼吸になってしまいました。
全身がしびれ、息ができず、筋肉は硬直し、
手足が冷たくなる発作を2度起こしました。

3歳の怪我による後遺症が疑われ、精密検査したところ
問題は無かったのですが、体のだるさ、自信喪失感、
歩くのもつらい状態になり、体と心のバランスが崩れた
つらい中学時代を過ごしました。

そんな私を家族が支えてくれました。愛情いっぱいに
育ててくれたお陰で、高校では、学級委員や体育委員を
を年間通して行うようになるまで心身共に快復しました。

ビジネス専門学校に進学、商社に勤務し
持前の前向き精神で何でも一生懸命に取り組む
毎日をすごしました。

ところが、社会人となり、大好きなスキーでの怪我から
人生が一変しました。

激しく転倒、首を痛め、以後左手が
ビリビリとしびれるようになり、紙1枚すら
持てなくなってしまったのでした。

私がカイロプラクターになる決意をした
きっかけは、自分の左手を絶対に治したい思いに
始まります。

レントゲン検査でも異常なし。
湿布して動かさないようにと整形で言われて、
動かさないでいると半年で左手が右手より
激やせして細くなっていることに気づき
あせって、2件目整形へ。

「牽引しますか?ホルモンバランスに問題あるかも?」
「かも?」とは???
疑問だけが残りしびれと戦いながら途方にくれていました。

しばらくして、友人宅に遊びにいったときに
友人の彼が、カイロプラクティックを学んでいて
施術してくれました。

その瞬間、何をしても取れなかった痺れが
スッと取れ、体が軽くなり、いつも大変だった坂道も
軽やかに若者らしく歩けていたのです。

当時、年配の方に追い抜かれてしまうほど
身体の歪みから足が前に出ず、老人のような歩き方を
していた若者でしたのでこの変化に驚きました。

1週間後には、両足裏の親指の皮がむけてました。
体の重心移動の変化で、親指も使って歩けるように
なっていたのでした。

カイロプラクターになるもう一つの決意は
両親、姉の膝をよくしてあげたい、
怪我で足を痛めている家族を元気にしたいという
強い気持ちでした。

開院以来の患者さん曰く、当時の私は無謀にも
”いかだで太平洋を横断し、アメリカ大陸に行こうと
しているように見えたそうです。”

しかし、当の本人は、どんな嵐も物ともしない
不決艦となって波しぶきも爽やかに
”前進”しか考えてないようだったそうです。


そんな状況ですから、両親はこの道に進むことを
両手をあげて賛成してくれませんでした。
しかし、どんなときも、大きな心で受け止めてくれました。

それでも、当時1人で施術する状況を危険だと察したのか、
父は、1台20万ぐらいした携帯電話を購入するため、
いきなり電気街の秋葉原に連れて行ってくれて購入してくれ

母は、男性を施術するときは必ず母も院内にいること
二人きりにならにようにと約束させられておりました。

両親の心配を、昨日のことのように思い出すと同時に
母になった今、その愛情に感謝しています。


そうこうして、カイロプラクターとして2014年7月で
21周年を迎えました。

来院者さんに、支えられたという表現はおかしいと
思いますが、私が悩んで立ち止まっているときは、

その場面に応じた素敵な来院者さんが救世主
のように現れて助言をしてくださったり、
一緒に行動してくださったりして
私を良い方向に導いて下さいました。

そんな皆さんの期待に応えられるような
カイロプラクターになるために、チャレンジ出来る
ものには何でも取り組んできました。

研修は、国内海外問わず休みなく参加し
技術・健康教育などを研鑽してきました。

”0歳から100歳のファミリーカイロプラク
ティックケアのパイオニア”として
これからも充実した健康情報を伝え
、健康教室の開催、講演活動を続けて参ります。

現在、母親となった今、”子供の姿勢”が
以前より気になるようになりました。
子供たちは活発に動き回る中で、転んで
身体をぶつけたりすることも多く、
背骨や頭蓋骨のゆがみやズレの原因になることが
多くみられます。

赤ちゃんの向き癖、夜鳴き、おっぱいを飲まない、
お腹を痛がる、便秘がちなど医学的な視点で
原因が発見されにくく、様子を見ましょうと
なるケースが多くあります。

新生児に対する背骨の検査を行ったところ、
90%のお子さまに骨のゆがみ
が確認されています。

子供には
分娩時の外傷(吸飲分娩、鉗子分娩)
乳児期・幼児期・学童期・思春期
それぞれにサブラクセーションが異なります。
*サブラクセーションとは
 (骨のズレによる神経圧迫により・・・・)

また、スポーツ、精神面、などのストレスが加わり
歪みの度合いも成長段階によって異なります。

自然治癒力を最大限に生かせるように
カイロプラクティックケアで子供達の
本当の力を100%出せるようにお手伝い
したいのが、私の今の思いです。

また、産前・産後のケアも大事であり
妊娠中に骨盤を整えることで、子宮の位置も
赤ちゃんが一番喜ぶ場所で維持しやすく、
出産も安産に導けます。

お母さんの胸椎を整えることで、
母乳の出がよくなっているとういデータもあります。


産後のママのケアも大変重要になります。

抱っこによる手首の腱鞘炎・腰痛・肩こり。
寝不足など子育ては想像以上に体力を使います。
それはそのままメンタル面にも反映されます。
気持ちが不安定だと大切な家族にしかめっ面に
なってしまいます。

そんな顔を家族に向けたいママがいますでしょうか?

赤ちゃんのいつもそばにいるママにはいつも笑顔で
赤ちゃんにおっぱいをあげて、優しい子守唄を
歌いたい。それが多くのママの理想です。

そのためにも、疲労回復は必至です。

産後ケアをしっかりしておくことで、ママの疲れがなく元気で
家族にいつも笑顔で接せられるそんな環境をつくる
お手伝いをしたいのです。

21年前、この道に足を踏み入れた当時、
私自身の家族を元気にすることが大事だと思い、
家族へのケアを目指してしっかりやってきました。

現在、0歳~100歳までのケアを志している自分がいることを
誇らしく思います。

「一生懸命」がモットーでやってきたこの21年。

最初の紹介患者さん1号であり、患者→後輩→同僚となり
生涯のパートナーになったカイロプラクターである夫にも
支えてもらいながら今があることにも感謝し、

カイロプラクターになりたいと、4歳から宣言してくれている
我が子も含め、家族一丸となって皆さまの健康のお手伝いを
していきたいと存じます。

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